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日本のお城
記録に残っている日本の城はなんと二万五千にも達すると言われています。 その中には、天守閣を備えた立派な城もあれば、柵で囲っただけの砦もあります。江戸時代の末期にはすでにその数は２００を切り、その内天守閣があった城は７０程しかなかったのです。 更にその中で、古くからの形をとどめているのは現在１２。
日本の城 『現存12天守』 Japanese castle 『12 in Existence Keep Towers』
現存12天守とは、日本で現代まで存在している12箇所の天守をいいます。各地にあった天守の多くは戦乱や戦争、災害、明治政府の排城令などによって失われてきましたが、この１２の天守はそれらを生き抜き現在にも、その優美な姿を伝えています。
因みに太平洋戦争前までは現存12天守の他、松前城・水戸城・大垣城・名古屋城・和歌山城・岡山城・福山城・広島城の8棟が現存天守として残っていましたが、残念ながら松前城以外は戦争によって焼失してしまいました。